2008年03月03日

ひな祭り

hmomonohana.jpg雛まつり


雛のお節句来たけれど、

私はなんにも持たないの。


となりの雛は うつくしい、

けれどもあれは ひとのもの。


私はちいさなお人形と

ふたりでお菱をたべましょう。

金子みすゞ「美しい町・上」
7和服の少女.jpg

・・・・・・・絵・いわさきちひろ「和服の少女」・・・・・・


金子みすゞ
本名 金子テル。
明治36年 山口県大津郡千崎村(今の長門市)に生まれる。
大正末期から昭和の初期に掛けて、すぐれた童謡詩を発表し、西條八十に「若き童謡詩人の巨星」とまで賞賛されながら 昭和5年26歳の若さで世を去った。

没後、50年を経て 512編の原稿が矢崎節夫氏の努力によって見つかり全集として出版された。
momonohana2.jpgmomonohana3.jpg.
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2008年03月07日

ちょっと休ませてくださいね

 今日は皆さんにお詫び申し上げます。

無知とは恐いものですね。

何も知らず 作家さんの作品を記載いたしておりました。

が、著作権法にふれるおそれがあるとの温かい友人にご指導を頂き ただいますべての関係先に問い合わせしている最中です。

回答をいただく間しばらくお休みをしたいと思っております。 


今日は何の日??
 
1933年3月7日(火)(賢治34歳)、

友人の詩人母木光あてに書簡を送っています。
内容は、前年に亡くなった詩人石川善助の遺稿集が出るのを待ち望んでいること。
母木が詩や童話をさらに発表することを期待していることなどを書いた。

近況については
毎日 何にもつかない僅かばかりの仕事をしてこの数ヶ月を渉りました。
早く暖かになって少しは外も歩けるやうにとばかり考へて居ります。」
と書かれています。

 資料 「宮沢賢治の詩の世界」より

まだ続きがあります。(*^_^*)
posted by mari at 10:44| 岩手 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 宮沢賢治作品とイーハトーブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月15日

新星小説家デビュー

tihiro00125.jpg 
堀北真希さんと一緒の写真に我が家の息子達がうらやましがった岩手日報の記事。

すごい!
イーハトーブに新星小説家デビュー

小学生が書いた小説「12歳の文学賞」の受賞者が発表され、3月5日の 地元新聞に大きく掲載されました。
なんと、大賞に、盛岡市在住の小5年三船恭太郎君の「ヘチマと僕と、そしてハヤ」が。
受賞作の内容は、小学生の「僕」と東京からの転校してきた「ハヤ」を中心に友情や恋を描いた小説。

【「審査員は「三島由紀夫のレベルではないか」と舌を巻いていた。】と評された「ヘチマと僕と、そしてハヤ」同市民としては絶対読んでみたい。

早速・・・と言いたいところでしたが、先日、書店に出かけて受賞作品を探しましたがどのコーナーにもない。
店員さんに問い合わせしたところ、各書店に決まった部数が配布されもう完売したとか。

あああ〜〜もう読むことが出来ないのかしら??
がっかりしながらも 店員さんに月刊雑誌の並んでいる棚に促され「小学六年生」4月号の本を手にとって、「大賞作品だけ、この本に掲載されているんですよ。【12歳の文学賞】の本は、受賞者全員の作品が載っているんですが・・・・」
三船恭太郎君の「ヘチマと僕と、そしてハヤ」を読んでみたい私にとっては、他の作品は興味もなく(ごめんね)全員が掲載されているという「12歳の文学賞」の本よりぐんとお安い。
tihiro00127.jpg
ダイニングのテーブルに置かれた小学6年生の本を見て家族は不思議がっています・・・

懐かしい小学館の【小学6年生」を買って 早速読んでみました。

小5のくりくり頭の三船恭太郎君が書いたのかしらと思えるほど大人びた表現と相反した現代っ子の会話が面白く・・・

これから物語が展開していくというのに・・なぜか、あっという間に最後のページに・・・・
な、なんと5月号につづく・・・・

ぎゃ〜〜
又、来月 小学六年生の本を買わないと続きを読むことが出来ない!
えええっ  どのくらい「つづく」がつづくの???
ひょっとして1年間。
やっぱし どこか書店を回って【12歳の文学賞】を見つけた方が良いかな・・・

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posted by mari at 10:46| 岩手 ☔| Comment(6) | TrackBack(0) | 岩手・盛岡 四季歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月19日

旅立ちの日に

2006年 05月 12日城南小学校.jpg
写真「盛岡心情」管理人らくださん撮影・2006年 05月 12日城南小学校




「別れ」

1・ 心は高く 岩手山

   思いは長し 北上や

   ここ渋民(しぶたみ)の 学び舎(や)

   むつびし年の 重なりて


2・  梅こそ咲かね 風薫る

    弥生二十日の 春の昼

    若い心の 歌声に

    別れのむしろ 興(きょう)たけぬ


3・   ああ我が友よ いざさらば

     望みの海に 帆を上げよ

     思ひはつきぬ 今日の日の

     集いを永遠(とわ)の 思い出に

                          「別れ」作詞 石川啄木


卒業の季節です。

旅立つ日、卒業式で歌った歌 覚えていますか。

『仰げば尊し』や『蛍の光』、

幼稚園・保育園の卒園式では、『おもいでのアルバム』などが歌われていますね。

また、最近多く歌われている歌に『旅立ちの日に』や『巣立ちの歌』、『贈る言葉』などが歌われているようです。
 
ランキング外ですが ローカル的に密かに人気あるのが 啄木の作詩「別れ」です。

啄木の多くの詩の中では、不思議と知られていませんが(私だけかもしれませんが)、良い詩だとおもいませんか。

滝廉太郎の「古城の月」のメロディーで歌うそうです。

もう一度 「古城の月」のメロディーで読み返してみてください。

石川啄木が作詞した歌を歌って卒業するなんて 式典も最高潮に盛り上がりそう!

岩手県公会堂.jpg
写真「盛岡心情」管理人らくださん撮影・岩手県公会堂2006・10・20


石川啄木の「別れ」の詩は、IBC(岩手放送テレビ)で 毎週土曜に放送される「じゃじゃじゃ・TV」の情報をもとに、石川啄木の「別れ」の詩をスタッフ様より教えていただき更新いたしました。

大好きな啄木の詩を又一つ知ることが出来てとっても幸せです。

どうもありがとうございました。

私の宝が増え嬉しくなって皆さん方にも知って貰いたく公開しました。

写真は「盛岡心情・3」を運営している らくださんからお借りしました。

まだ続きがあります。(*^_^*)
posted by mari at 11:38| 岩手 | Comment(7) | TrackBack(0) | 石川啄木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月21日

 恋と病熱

2007年 04月 03日.jpg    
 写真は「盛岡心情・3」を運営している らくださんからお借りしました。

      恋と病熱
   

   けふは ぼくのたましひは疾()み

   烏(からす)さへ 正視ができない

    あいつは ちやうど いまごろから

    つめたい青銅(ブロンヅ)の病室で

     *透明薔薇(ばら)の火に燃される
 

   ほんたうに、けれども妹よ

   けふは ぼくもあんまりひどいから
 

   やなぎの花もとらない



「恋と病熱」 『春と修羅 〔第一集〕』より 
1922年3月20日(水) 賢治26歳 春と修羅を、スケッチ。

   *透明(とうめい)薔薇(ばら)の火 : 妹トシを、やがて賢治自身をも苦しめる病の高熱。
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 3月20日にスケッチした賢治の詩ですが 衝撃的な題ですね。

どうしても啄木と比べてしまいますが、啄木の人生や作品と相反して 賢治の人生は結婚せず 作品にも人の恋愛を扱った作品はほとんどないと言っていいくらい少ないように思います。



賢治最愛の2ッ年下の妹トシの素顔とは・・・
宮沢トシ(1898-1922)
 賢治の妹トシは、小学校時代から成績抜群で花巻高等学校も 最優秀で卒業 。
1915(大正4)年に東京・目白の日本女子大学校に入学しました。
トシはそこで、初代校長成瀬仁蔵氏の、
『あらゆる宗教を究極のところで一体化し、宇宙と自己の合一を求める「帰一思想」』の校長の強烈な信念、実篤な人柄、質素な生活に感動し、兄、賢治宛てに、校長の理念に尊敬の念を書いて送っております。

大正7年 東大病院小石川病院に入院。
卒業最終の試験は受けられなかったのですが、成績優秀により卒業を認められております。


 妹トシ1920(大正9)年 22歳 9月花巻高等女学校教師となる。 

 1922(大正11)年11月 27日、妹トシ24歳で永眠。
 
『トシは、どんな逆境にあっても排他的になる姿勢を避け、「宇宙との正しい関係」を大切にして、万人との真の愛をめざしてまっすぐな信念を求め生きようとする真摯な心の姿勢をもっており、そこから賢治がいかに大きな感化を受けたかを本書にて述べてまいりました。
こうした賢治とトシの生き方は、まさに現代こそ求められる大切な姿勢ではないかと思い、そうした点でも今後とも賢治とトシの研究をいっそう深め、皆さんにお伝えしたいと思います。』
山根知子さん 宮沢賢治学会イーハトーブセンター
会報にて・イーハトーブ賢治賞奨励賞受賞の際の言葉を抜粋


 賢治は、「信仰を一つにするたつたひとりのみちづれ」(「無声慟哭」)だったと、狂おしいまでに、その死を悲しみ思い詰めました。

賢治の熱烈な「法華経信仰」とトシが信奉した「普遍宗教的思想」と言う視点で、賢治とトシの精神的な関係を考えると興味はつきません。

 最後に賢治の精神が一番表れている言葉を一つ。

「世界がぜんたい幸福にならないうちは 個人の幸福はあり得ない」賢治
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写真は「盛岡心情・3」を運営している らくださんからお借りしました。

まだ続きがあります。(*^_^*)
posted by mari at 09:41| 岩手 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 宮沢賢治作品とイーハトーブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月23日

再び多肉ちゃん(果肉ちゃん)

                   
ミカヅキネックレス
p1010066_5.jpg
久々に多肉ちゃんの再登場 、今回は蔓性果肉植物です。

三日月がたくさん連なった可憐なネックレス。
形が三日月のような形をしているので、こんな名前がついています。

我が家の葉っぱは三日月というよりバナナみたいです。

青いバナナみたいで可愛・・・・・
バナナネックレス??

長く伸びる蔓に、次々と肉厚の葉っぱが連なっています
だらりと長い蔓が延び 今にも切れそうで、扱いに心配してしまいそうですね。

が、みごとな生存根性!!
その旺盛な成長っぷりは、挿し木で簡単に増やせます。
乾燥を好み、半日陰が好き。
という性質からして我が家向きと言えます。

今年のお庭に、ハンギングで使ってみようかな・・・

mikaduki.jpg

日光はそれ程いりません。
半日陰で育てます。
暗さに強いので、日当たりの悪い部屋でも可。
乾燥を好むので、水やりは抑え気味に。
葉っぱには水をかけないように気をつけて。

冬はさらに乾燥状態を維持して、春まで待ちます。
我が家の果肉ちゃんは、大体はこんな感じで育てています。

学名 Senecio radicans
和名 ゲンゲツ
英名  creeping berries
通称名 ミカヅキ(三日月)ネックレス、田毎の月
科名 キク科
属名 セネキオ属(サワギク属)
性状 常緑多年性蔓性多肉植物 用途 小〜中鉢
吊り鉢
原産地 南アフリカ 



  グリーンネックレス
ミドリノスズ.jpg

こちらも ネックレス。
同じ仲間で「グリーンネックレス」といいます。
別名「緑の鈴」です。
可愛いですね。
本当に鈴のようなネックレス。
緑の丸いボールが葉だなんて信じられないくらい長く連なっています。

エア・キャップみたいに ボールを摘んでプチッとしたい衝動に駆られたりして・・・はだめ!

今は寄せ植えの前面に垂らしているのですが 個性的なので単独で植える方が映えるでしょう。

おしゃれなブリキ缶に入れて 吊り鉢仕立てにしてみようかな〜〜〜

photo4.jpg

「ミカズキネックレス」より人気があるそうです。
「グリーンネックレス」の方が、多く出回っているようです。

ただ葉っぱが 丸いか 三日月か、というだけの違いですが。

扱い方は「三日月ネックレス」と同じです。


学名 Senecio rowleyanus
和名 緑の鈴(ミドリノスズ)
英名  creeping berries
通称名 グリーンネックレス
科名 キク科
属名 セネキオ属(サワギク属)
性状 常緑多年性蔓性多肉植物 用途 小〜中鉢
吊り鉢
原産地 南アフリカ 
下垂性 100cm
耐寒性:中(0℃まで) 
耐暑性:強

ミカヅキ(三日月)ネックレス.jpg
・・・・・・・・・・・・・・・イメージ・ヤフーショップより。・・・・・・・・・・・・・・

posted by mari at 08:42| 岩手 | Comment(10) | TrackBack(0) | 観葉植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月26日

花むしろ

p111.jpg


春になると 


雪どけ野辺は

花むしろ


星の瞳 
ユキワリソウ(雪割草)
セツブンソウ 
ハナカンザシ
クロッカス
チューリップ



けむる朝もや

小鳥のさえずり


春を告げる天使は  

萌黄草

自然の芽吹きを  

ありがとう


p111.jpg


4月も間近になって、空気の匂いが かわってきました。
 
地中の 虫達もはい出し、萌黄の春菜、若菜が芽吹きます。

この季節が とても好きです。


p411.jpg


何かよいことが始まりそうな・・・そんな予感が空気や陽の光に満ちています。
 

土手の草むらの、まだ濡れて“むっ”とする匂いまでも、懐かしい思い出を運んでくるようで ・・・・・・

小さな幸せを感じます。

posted by mari at 10:37| 岩手 ☀| Comment(8) | TrackBack(0) | 詩・ポエム・童話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月27日

春一番 チオノドクサ・ルシリエ

チオノドグサ.jpg
チオノドクサ・ルシリエ

咲きました。(*^_^*)

チオノドクサ・ルシリエ 。

マイガーデンの  一番早い 春の使者です。

060407-69.jpg

和名では「ユキゲユリ(雪解百合)」というそうです。

スイスの植物学者ボアシエ氏が雪解けのなかに咲いているのを見つけたからだそうです。

マイガーデンの春も毎年 チオノドクサから始まります。

PICT4784.JPG

半日陰でも比較的元気に花を咲かせます。

寂しくなりがちな庭木の下などにも最適です。

鉢でも地植えでも2〜3年、植えっぱなしで大丈夫。

雪解けと共に咲き出すチオノドクサ・・・・

北国に よく似合うブルーの花です。

060407-63.jpg
早春〜春に開花し、夏は休眠します。
地中海の東岸から小アジアが原産で、亜高山帯から高山帯に自生するので耐寒性は 非常に高い。
水はけの良い土壌を好み、肥料もほとんど必要ありません。
多年性の球根植物で、花穂に数個の花を総状につけます

  
科  名   ユリ科
属  名   チオノドクサ属
日本名   ユキゲユリ
学  名   Chionodoxa luciliae Boiss.
別  名   ユキゲユリ (雪解百合) 
原産地    小アジア,トルコ西部  
花  期    草春3月 〜 4月 
花言葉   栄光

PICT4781.JPG
 写真・マイガーデンより
posted by mari at 09:35| 岩手 ☔| Comment(6) | TrackBack(0) | 四季の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月28日

「札幌市」1927年3月28日の詩・宮沢賢治  

MoonLight&TailLight 2.jpg
「MoonLight&TailLight」 ・2008年 03月 23日 ラクダさん撮影

 一〇一九 

   札幌市
                  一九二七、三、廿八、

   遠くなだれる灰光と

   貨物列車のふるひのなかで

   わたくしは湧きあがるかなしさを

   きれぎれ青い神話に変へて

   開拓紀念の楡の広場に

   力いっぱい撒いたけれども

   小鳥はそれを啄まなかった

    宮沢賢治 詩「札幌市」・1927・3・28
 

この作品はその4年ほど前に、傷心(妹の死)の北海道旅行の時のスケッチと思われます。
賢治の心象スケッチは、「眼前の」現象に対する自分の反応をスケッチしたものではなくて、過去の記憶を心の中で反芻して、生まれてくるものでした。

1927年3月28日という日の賢治は、終日一人で家の中にいて、読書をしたり思索にふけったりしていたのではないでしょうか。
他にも 数点の作品を書いております。

4年前の妹トシの死にまつわる感情を、この「札幌市」という作品において、「青い神話」として行き着いたはないでしょうか。

「札幌市」と題する賢治のこの詩は、札幌・大通西6丁目の大通公園に、「開拓紀念碑」と刻まれ、大きな石碑がそそり立っています。

MoonLight&TailLight 1.jpg
「MoonLight&TailLight」 ・2008年 03月 23日 ラクダさん撮影



札幌市
                  一九二七、三、廿八、
   遠くなだれる灰光と
   貨物列車のふるひのなかで
   わたくしは湧きあがるかなしさを
   青い神話のきれにして
   開拓紀念の石碑の下に
   力いっぱい撒いたけれども
   小鳥はそれを啄まなかった      前の草稿形態 一  


  


札幌市
                  一九二七、三、廿八、
     遠くなだれる灰光のそらと
   歪んだ町の広場のなかで
   わたくしは 湧きあがるかなしさを
   青い神話としてまきちらしたけれども
   小鳥らはそれを啄まなかった       前の草稿形態 二



 〔遠くなだれる灰いろのそらと〕
                       三、廿八、
   遠くなだれる灰いろのそらと
   歪んだ町の広場のなかに
   わたくしはこみあげるかなしさを
   青い神話としてまきちらしたけれども
   小鳥らはそれを啄まなかった       前の草稿形態 三



「札幌市」の作品の草稿は4編も見つかっています。

賢治さんの真面目な人柄が垣間見られるような思いがしますね。

4編の草稿は「宮沢賢治の詩の世界」から引用いたしました。


イメージ写真は「盛岡心情」を運営されているらくださんからお借りしました


開拓精神イメージソング 中島みゆき ヘッドライト・テールライト http://www.youtube.com/watch?v=vYETOse2m88&feature=related

posted by mari at 09:58| 岩手 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 宮沢賢治作品とイーハトーブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月29日

宮沢賢治・いわさきちひろ

24ひなげし.jpg

いわさきちひろさんの「花の童話集」

表紙は、鮮やかな 赤とオレンジのひなげしで「花の童話集」にふさわしい 可愛らしい本です。
24ひなげし2.jpg

原作は、宮沢賢治の「まなづるとダァリヤ」  「めくらぶどうと虹」  「ひのきとひなげし」  「黄いろのトマト」  「おきなぐさ」  「いちょうの葉」 と賢治作品ではおなじみの童話です。

ちひろさんの感性で 大人が読む新しい童話として描かれた本です。


意外ですね、ちひろさんと宮沢賢治の作品の接点・・・・

ちひろさんは、「草穂」と題する日記を書き始めていますが「草穂」と言う言葉自体が賢治の作品の影響であるといわれています。

戦争中好きな絵も描けない息苦しさの中で、ちひろさんの封じ込められていた 柔らかな感性は戦争が終わった瞬間 花ひらきました。

その時に ふれた賢治の世界と作品、
心象スケッチの世界といわれる詩や童話の数々でした。

賢治の自然に対する洞察力や豊かな感性、ヒューマニズムの精神が、ちひろさんの心を強く揺さぶり、「「草穂」の中で「私は、今、熱病のようになってしまった」と書くくらい傾倒しています。

ちひろさんのその後の人生、
子どもたちの幸せと平和への願いを表現する童画家として花開きますが、その生き方の基本が 賢治の作品をむさぼるように読み取った時期に培かわれたといわれています。

ちひろさんの作品は、数々の物語の挿絵でみることが出来ますが、不思議なことに、賢治の作品の挿絵では見かけません。

ちひろさんは、挿絵画家ではなく 絵本作家として充実した数多くの作品を出版するに至って、賢治の童話「花の童話集」を出版することに至りました。

賢治の作品には、童話の主人公である ひなげしやバラやダリアなど 擬人化された花々は、もちろんそれを取り巻く太陽、虹、空、雲、いずれも色彩豊かに登場します。

しかも賢治の表現により 自在に又美しくその色彩の変化が語られます。

それらを ちひろさんは この本の中で、 ふしぎに単色で表現しています。

鮮やかなひなげしの赤とオレンジで表紙を飾っていますが、中の絵はすべて白黒の単色なのです。

虹や太陽の色彩の微妙な変化を 墨の濃淡だけで描いています。

そして、風という見えないものさえ表現しています。

ちひろさん自身「わたし流に、好きなように描いたので、嬉しくてなりませんでした。この本はわたしの大切な宮沢賢治です」と書いています。


ちひろさんにとって「花の童話集」は「大切な宮沢賢治」となり、」私にとっても 賢治同様 心に残る大好きな一冊となっています。

 


次回は、 作品の一つ一つを わたし流に紹介したいなあ〜〜と思っています。

tihiro00131.jpg
*挿絵は「花の童話集」より


「花の童話集」
いわさきちひろ
株式会社 童心社出版

posted by mari at 11:01| 岩手 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | 宮沢賢治作品とイーハトーブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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