2009年05月17日

「しづやしづ しづのをだまき 恋しかり」・オダマキ(苧環)

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  静御前の舞 

囚われ人となった義経の愛妾・静御前は、鶴岡八幡宮の社前で、参詣に訪れた頼朝の命により、舞を舞うことになりました。

金色の立烏帽子に水干姿の静御前が、紅色の扇をひるがえしながら舞います。

 「しづやしづ しづのをだまき 繰り返し 昔を今に なすよしもがな

  吉野山 峰の白雪踏分けて 入りにし人の 跡ぞ恋ひしき」


美しい声で切々と夫恋しの歌を歌い、頼朝は激怒しました。

席をけって立とうとする袖を抑えたのは妻の政子でした。

「私もあの夜、流人であったあなたのもとへ、はだしで走ったではありませんか。
それもこれも恋すればこそ……」

 政子のとりなしでようやく怒りを鎮めた頼朝は、静に引き出物を与えてその場を収めました・・・・・・。


有名な『義経記』の一節です。

 「しづ」は「しつおり(倭文織)」ともいい、奈良時代以前から日本に伝わっていた日本固有の織物で、麻などの(楮の一種)の糸を文〈あや〉に織ったものです。

「をだまき」とは、「しつ」を織るための糸を、内部を空洞にして丸く巻いた糸車をいいます。

「オダマキ」という名前は、の花の形が、紡いだ糸を玉にした糸車「をだまき」をつくる糸車に似ていることに由来しています。


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静御前が歌った「をだまき」は、日本に広く分布している「ニホンオダマキ」です。

「オダマキ」、 「ミヤマオダマキ」、 「ヤマオダマキ」があり、それぞれ微妙に花や葉が異なっています。
花の色は、画一的ではなく、白、紅色等いろいろあり遺伝的に固定されているのでは無いそうです。

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学名 Aquilegia vulgalis
別名 オダマキ、アクイレギア
科名 キンポウゲ科  属名 オダマキ属
園芸分類  耐寒性多年草
原産地   北半球の温帯
オダマキ「苧環」(キンポウゲ科)Aquilegia flabellata 原産地:日本
ヤマオダマキ「山苧環」(キンポウゲ科)Aquilegia buergeriana 原産地:日本
ミヤマオダマキ「深山苧環」(キンポウゲ科)Aquilegia flabellata var.pumila 原産地:日本

花言葉  「断固として勝つ」・ 『負け知らず』「必ず勝利する 」

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セイヨウオダマキ「西洋苧環」(キンポウゲ科)Aquilegia vulgaris
原産地:ヨ−ロッパ
セイヨウオダマキは、花色が多彩で、華やかに咲き、少し形態が異なります。

花言葉は「愚者」・・・・・・和製オダマキとはあまりに違いすぎて可愛そう・・・

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タワーライトブルー Aquilegia 'Tower Light Blue'



参考;下のエントリーも見てね

「ヒトリシズカ」
http://iihatoobu.seesaa.net/article/117983656.html


「山野草・おだまき大好き」
http://iihatoobu.seesaa.net/article/96251279.html

posted by mari at 11:08| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 山野草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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