わらい
それはきれいな薔薇いろで、
芥子つぶよりか ちいさくて、
こぼれて土に落ちたとき、
ぱつと花火がはじけるように、
おおきな花がひらくのよ。
もしも 泪がこぼれるように、
こんな笑いがこぼれたら、
どんなに、どんなに、きれいでしょう。
金子みすゞ童話全集「空のかあさま・下」JULA出版局より
向こうから知っている方が歩いて来ました。
笑顔であいさつ、
「こんにちは!」
そして、すれ違い、しばらく歩いているうちに・・・・・・
顔を元に戻すのを忘れている事に気付くのです。
笑顔ならまだいいかもしれない。
おもいっきり 歯を剥き出しにしたままではないか・・・・・
慌てて口を閉じ、顔を元に戻そうとする。
が、
どれ程の長い時間こんな顔で歩いていたのかしら と思い返すと恥ずかしい。
タイトルの「サクラ開花」や「みすゞの世界」からかけ離れてしまった内容になってしまいましたね・・・・・・・
笑い顔を忘れて長くなりますが(顔面麻痺で表せない)、 悲しみは溢れるばかり残っているHIRO です。
気づくとほほに涙の後が・・・・・・
そっとふいてあげました
ベットの上で3月誕生日を迎えました。
金子みすゞさんの童話掲載は、JULA出版局より許可いただいております。