2008年04月02日

生け花・春を表現

222.JPG
写景挿花様式本意

月3回お花のお稽古をしています。

真面目に生けていれば 素晴らしいお花を皆さんにお見せできるのでしょうが・・・・
生け花とふれあって30数年になります。
上達したかどうかは、私のそのものに向き合う心がけと、そしてセンスの問題ですから・・・
が、飽きやすい私がよくもまあこんなに長く続けられたものだと感心しています。

今回の生け花は 盛花で小原流独自の生け方です。

山野に自生している植物を自然に 伸びやかに 個性を生かし 立体的に水盤に生けます。

小原流には、写景盛花と、色彩盛花の様式本意と呼ばれる約束事に基づいた生け方があります。

まず、写景挿花様式本意は
自然の風致景観を表現する事を目的とし 花材の季節感と出生感を尊重して定められた挿法と取合せにしたがって生けるいけばな」です。

自然の風致景観を表現する「遠景描写」「中景描写」「近景描写が」あります。
用いる花材の取合せと使い分け 技法と 規定の正しい挿法で遠近を描写します。

丸い4,50センチの水盤の世界に  山、野、岸、渓流、池畔、海辺、岸辺といった「環境設定」が表現され 下草には日陰葛、立日陰 山しだの三種類のいずれかを用います。
225.JPG
・・・・下草の日陰葛  水盤いっぱいに敷き詰めます・・・

今回久しぶりに  写景挿花様式の近景を直立型で生けてみました。


様式の場合 先ず、下草の日蔭をワイヤーで束ね準備しておきます。
6ea18bc5.jpg
準備した日陰葛

日蔭の量が少なかったので 丸水盤ではなく小判型の花器で生けてみました。
222.JPG
  写景盛花様式本位 中景  芽出し木苺、都忘れ 日陰 

3月の生け花




日陰が少なくつつじの根元にしか入っていません。
剣山が丸見え -_-;
桜も開花した枝がなくて、がっかりですが、もうじき、家の中で お花見が出来るかと思うとちょっと嬉しいかも〜♪


 
     

posted by mari at 11:15| 岩手 ☀| Comment(12) | TrackBack(0) | 四季の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お手前拝見させてもらいました。
何流でも同じかとおもいますが、
奥が深いんですね〜
感心しながら読んで見て忙しかった・・・

足元を野原に仕立てて・・・
風流ですね。
小原流はいろんな形があって
難しいです。その分親しめば奥の深さに
興味が出てきそうです。
Posted by sakura at 2008年04月02日 21:06
小原流はおくが深いですね・・・
水盤の中に、ひとつの世界で表現されているというか・・・
えだの寸法や角度も決まっているようですね
3種とも、すばらしい!
お見事です
Posted by ラベンダ♪ at 2008年04月02日 23:55
お花の心得のない私には、非常に勉強になりました。夏つばきさんは、もう30年も続けていらっしゃるのですね。

こればかりは、見よう見まねで出来ることではありませんが、こちらで、小原流のお花を生けることが出来る方はそうそういらっしゃらないと思います。夏つばきさんのブログのお写真を拝見しながら自己流で生けてみようかしら。。。?
Posted by メギー at 2008年04月03日 09:43
「物言わぬ 君の故郷」


僕は 動物園の動物のように

植物を 囲いに入れたくない

植物を 切りたくもない

自然の中で ありのまま

生まれた 裸のままで見たい



何も物言わぬ 植物も

故郷の 野山で咲き誇りたい

そう思って いるかもしれない



君の声が 聞こえる

かすかに 聞こえる

あの故郷の 山は

あの故郷の 野山は

君に 見せてあげたい

君の故郷を





Posted by ひろ at 2008年04月03日 18:57
「あの雲よ」


流れゆく 雲の色よ

ちぎれて 綿菓子のように

僕の 頭を通り越していく

あの先は 南部の国か



僕にも 好みがあるように

綿菓子の 君にも

好みが あるのかもしれない

南部の国は 好きなのか



あの山へ あの国へ

流れていく 雲よ

上からの 眺めは良いだろう

僕も 連れて行っておくれよ
Posted by ひろ at 2008年04月03日 20:41
写景盛花、いいですね〜。やはり小原流はいいです。^^
今は写景挿花から写景盛花に変更しているみたいですね。

様式本位は「型」を覚えると挿しやすいって僕の大先輩が笑いながら言ってました。
ってことは、笑わずにはいられないくらい難しいってことですよね?^^

う〜ん。奥が深いです。
「さんしゅゆ」を使った作品がお気に入りです。^^
色合いからなのか、和む作品ですね。さすがです!
Posted by おとこのいけばな at 2008年04月05日 08:36
sakuraさん
小原流以外の方には感心ないことですが読んでいただきありがとう。

先代家元が考案した生け花ですが、最近では決まり事が多く馴染めないようです。

でも、この様式を生け終わると 「生け花をした!」って感動が。

やっぱしぶずかしいですね。
Posted by 夏つばき at 2008年04月05日 10:41
ラベンダ♪さん
恥ずかしいですね、先生に見られているようで・・・

お稽古不足に時間もなく写景挿花様式は久しぶりです。
若い生徒さんも敬遠しているようですが、季節のお花でお稽古しないと1年間出来ないことになってしまいますからね。

池坊も同じでしょうね。
Posted by 夏つばき at 2008年04月05日 16:55
メギーさん
30年と言っても 流派を変えたり 途中休んだりしながら、10代から始めました。

センスや色彩感覚、私には無いようです。
何年たっても素人生け花ですよ。

海外でも広く指導していると聞いていますが、アレンジと違って 細かい決まり事の多い生け花は、取っつきにくいでしょうね。

でも、たまには季節のお花を日本の徳利とか ザルとかを使って 広いお庭に生けてみては。
新鮮な雰囲気を楽しめそうですね
Posted by 夏つばき at 2008年04月05日 17:20
ひろさん
「物言わぬ 君の故郷」・・・・
心が痛いです。

でも、生け花の心は、植物の生きていた場所、環境を知ってその植物の特徴を生かしながら 自然らしさを表現することです。

でも一番そこに行って見るのが一番ですね。
すべてに命があって芽生えてくるのですから。
Posted by 夏つばき at 2008年04月05日 17:25
ひろさん
「あの雲よ」雄大な詩ですね。
雲はいいです、いろんな世界を眺めながら旅が出来て。
賢治の童話に「オキナグサ」がありますがとっても大好きな童話です。
綿毛になって飛び立つ朝、「恐くはないですか」「いいえ 何処飛んだって何処へ行ったって野原は お日様の光でいっぱいです。
僕たちはバラバラになろうたってどこかのたまり水の上に落ちようたってお日様はちゃんと見ていらっしゃるんですよ。」
ヒバリとオキナグサの会話・・・・ジンときます。

そんな雰囲気があって良い詩ですね。

Posted by 夏つばき at 2008年04月05日 18:10
おとこのいけばなさん
花材に太い枝振りの木が入っていたりすると遠景描写にはうってつけで嬉しくなってきませんか。

これからの季節 水ものの睡蓮 花菖蒲の葉組といった近景もステキですが難しい〜〜〜

おとこのいけばなさんが 正月に生けられたスイセンの一種生けも素晴らしいでしたよ。

恥ずかしいですが、私にはあまり生け花のセンスは無いようです。 
Posted by なつつばき at 2008年04月06日 04:03
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